教科書|分野 1/10
01クレンジングと洗顔
クレンジングの基本
メイクを落とすケア
クレンジングは、ふつうの洗顔料では落としにくい油分を含むメイク汚れを落とすためのケアです。洗顔は、余分な皮脂や角質、ほこりなどを洗い流す役割があります。
クレンジング
メイク汚れをなじませて落とすためのケアです。使ったメイク用品とクレンジング料の「落とし方」を確認。
洗顔
余分な皮脂や汚れを洗い流すためのケアです。朝は睡眠中に出た皮脂や前夜のスキンケアの油分を落とします。水だけでは落ちにくい汚れです。夜はさらに、残ったクレンジング料や汚れ、軽いメイクも洗い流します。
メイクをしていても洗顔料で落とせる製品があります。実際に使うときは、組み合わせた製品の案内に合わせましょう。
始める前に、手・顔・量を確認
基本の手順では、手と顔が乾いた状態から始めます。ぬれた手で使える製品などは、表示に従ってください。
クリームタイプの目安
さくらんぼ粒大
オイルタイプの目安
500円玉大
これは使用量の目安の一例です。ポンプの回数など、製品が指定する量を優先します。全量を一度に顔へ置かず、まず半分を使い、残りを後から加えます。
Tゾーンから、細かな部分へ
先に皮脂の多い額・鼻・あご先になじませ、次に頬へ広げます。目元や口元は、最後にやさしく扱います。

額・鼻・あご先
適量の半分をなじませる

両頬・口の下
残りの半分を広げる
ピンク色はなじませる場所を示しています。目元・口元などの細部は、このあとやさしく仕上げます。
半分をTゾーンになじませる
適量の半分を手に取り、額・鼻・あご先へ。指の腹でメイク汚れとなじませます。
残りの半分をUゾーンへ
両頬と口の下へ広げ、強くこすらずになじませます。
小鼻、目元、口元を仕上げる
小鼻の細かな部分にも行き渡らせます。皮膚の薄い目元・口元には、薬指の腹を使ってやさしくなじませましょう。
すすいだあとは、製品に合わせて
メイク汚れとなじんだら、32〜34℃のぬるま湯で手早く洗い流します。髪の生えぎわやフェイスラインまで確認しましょう。
このあと、洗顔料を使う?
洗顔が必要な製品
クレンジング後に洗顔へ進む。
ダブル洗顔不要の製品
案内どおりにすすぎ、清潔なタオルで水分を押さえる。
「クレンジングをしたら必ずもう一度洗う」とは限りません。使用する製品の案内を確認します。
肌の基本も確認する
皮膚は表皮・真皮・皮下組織からなります。表皮の最も外側にある角層は水分を保つ部分。表皮は外部の刺激などから身体を守り、真皮はハリや弾力を支え、皮下組織はクッションや保温の役割を担います。
落ちにくい目元のメイク
落ちにくいときは、落とすものを選ぶ
落ちにくいアイラインやマスカラには、ポイントメイクリムーバーを使います。ウォータープルーフなどの表示と、指定された落とし方を確認しましょう。
落ちないからといって、強くこすらないことが大切です。メイクに対応するオイルやバームタイプのクレンジング料で落としやすくなる場合もあります。
製品によって落とし方が異なります。「ウォータープルーフなら、どの製品も同じ落とし方」と決めつけないようにしましょう。
コットンでなじませてから、下へ
まず汚れを受け止めるコットンを用意します。リムーバーがメイクとなじんでから、やさしくふき取ります。

左:2枚のコットンでなじませる
メイクが溶け出したら、上から下へふき取り、下のコットンで汚れを受け止めます。
右:残ったメイクを綿棒で落とす
下にコットンを当て、リムーバーを含ませた綿棒を根元から毛先へ、回転させるように動かします。
まつ毛の下にコットンを置く
二つ折りのコットンを、落ちたメイクを受け止める位置に置きます。
もう一枚でメイクをなじませる
適量のリムーバーを含ませたコットンを上から当て、まつ毛を挟むようになじませます。
上から下へふき取る
メイクが溶け出したら、まぶたの上から下へ。下側のコットンに汚れを吸い取らせます。
残ったメイクは、根元から毛先へ
まつ毛の生えぎわや間に残ったメイクは、下にコットンを当て、リムーバーを含ませた綿棒で丁寧に落とします。
綿棒を根元から毛先へ、回転させるように動かします。横方向へ何度もこする方法とは区別して覚えましょう。
洗顔と泡づくり
手を洗い、顔をぬらして準備
洗顔では手を洗う → 顔を予洗いする → 泡立てるの順に準備します。手の油汚れを落としておくと、洗顔料を泡立てやすくなります。
顔全体をぬるま湯でぬらしてから、泡をのせます。乾いた顔にそのまま洗顔料をのせると、洗浄成分が直接肌に触れ、刺激となる場合があります。
クレンジングの基本
乾いた手・顔から。
洗顔の基本
手を洗い、顔をぬらしてから。
ここでは泡立てて使う洗顔料の基本を学びます。使う製品の使用方法も確認しましょう。
水と空気を少しずつ加える
洗顔フォームは適量を手のひらへ。固形石けんは、洗った手で5〜6回ほど転がして手に取ります。
水を少しずつ加える
一度に大量の水を入れず、泡立ちを見ながら少量ずつ足します。
空気を取り込む
指3本を泡立て器のように動かします。ネットを使う場合も、空気を含ませるようにもみます。
きめ細かな泡に整える
手のひらにふんわりのる、レモン1個分くらいの泡が目安です。
レモン1個分はできあがった泡の大きさです。洗顔料そのものの使用量ではありません。
石けんは、先に手へ移す
泡立てネットを使うときは、固形石けんをネットへ直接入れず、手のひらに取った石けんを泡立てます。

洗った手で石けんを転がし、
手のひらに適量を取る

手に取った石けんに
水と空気を少しずつ加える
固形石けんはネットへ直接入れず、手のひらに取ってから泡立てます。
石けんを直接ネットに入れると、必要以上の量を取ってしまいやすいためです。原本では、石けんを取りすぎた場合に肌の水分蒸発量が増えたデータも紹介されています。手のひらに取った分を泡立てる手順を押さえましょう。
泡を転がすように、Tゾーンから
額・鼻・あご先から始め、両頬・口の下へ。最後に目元と唇を特にやさしく洗います。
指が肌に触れないくらいの軽いタッチで、泡を転がすように洗います。小鼻のまわりは薬指の腹を使いましょう。
髪も洗う日は、洗髪のあとに洗顔します。シャンプーやトリートメントのすすぎ残しが、顔に残るのを防ぐためです。
すすぎ・洗顔後のケア
すすぎの目安は32〜34℃
クレンジング・洗顔のすすぎには、32〜34℃のぬるま湯を使うのが基本です。体温より低く、少し冷たく感じる程度が目安です。
熱すぎるお湯で洗わない
テキストでは、皮脂は30℃くらいで溶け出すと説明されています。少し温かい水で皮脂を浮かせて流し、熱すぎるお湯で必要以上に油分を落とさないことを押さえましょう。
顔のまわりまで、すすぎ残しを確認
正面から見える頬だけで終えず、髪の生えぎわ・フェイスライン・あご下・首まで確認します。泡が残りやすい場所を、最後にもう一度すすぎましょう。

- 髪の生えぎわ額の上から、こめかみのまわりまで。
- フェイスライン左右の顔の輪郭に沿って確認。
- あご下正面から見えにくい、あごの裏側も。
- 首顔だけで終えず、首に残った泡も流す。
ピンク色はすすぎを確認する場所です。顔の境目とその下まで、泡が残っていないか確認しましょう。
すすぎ残しはニキビや肌荒れの原因になることがあります。顔の中央だけでなく、顔の境目とその下まで意識すると、確認しやすくなります。
清潔なタオルを、そっと当てる
すすいだら、清潔なタオルを顔へ軽く押し当てて水分を吸わせます。横に動かして、肌をこすらないようにしましょう。
拭き方
押さえて吸い取る。力を入れてこすらない。
タオルの状態
洗濯済みの未使用で清潔なものを用意。
一度使って湿ったまま置いたタオルは、細菌が増えやすい状態です。顔を拭くタオルの清潔さも、お手入れの一部として覚えましょう。
酵素洗顔は、使う直前に水と合わせる
酵素洗顔料には、タンパク質や脂質を分解する酵素が配合されています。余分な角質や皮脂を落としやすくするために使います。
保管するとき
水分・湿気を避け、製品の保管方法を守る。
使うとき
パウダーは使用直前に水と合わせる。
水に溶かした状態で時間がたつと、酵素の働きが低下するためです。前もって作り置きする使い方とは区別しましょう。
使用量や使用頻度は、製品の表示を確認してください。
クレンジングと洗顔 小テスト(準2級)
全12問・解説付きの小テストです。この章の内容を3択問題で確認できます。
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