教科書|分野 6/21
06ネイルのための化粧品学
化粧品の定義と使用目的
ネイル用化粧品には様々な種類があります。使用目的や成分まで理解したうえで、正しく安全に使用することが大切です。
化粧品は薬機法(医薬品医療機器等法)で次のように定義されています。
①人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変えるため、②身体を健やかに保つために、身体に塗擦・散布などの方法で使用されるもので、③人体に対する作用が緩和なもの。
薬機法は化粧品について、①使用目的、②使用方法、③作用の3点を規定しています。使用目的は次の3種類に分かれます。
| 使用目的 | 該当するネイル用化粧品 |
|---|---|
| 人の身体を清潔にする | 洗浄剤など |
| 人の身体を美化し、魅力を増し、容貌を変える | カラーポリッシュ、ベースコート、トップコートなど |
| 人の皮膚もしくは毛髪を健やかに保つ | ネイルケア製品(キューティクルオイル、キューティクルクリームなど) |
また化粧品は、主要成分について全成分表示をすることが法律で義務付けられています。
ネイル用化粧品の役割
施術で使う主な製品の役割を押さえましょう。順番と目的をセットで覚えると、実技の手順の理解にもつながります。
| 品名 | 使用目的 |
|---|---|
| ベースコート | 爪を保護し、カラーポリッシュの接着を高める。色素の爪への沈着も防ぐ。 |
| カラーポリッシュ | 爪に色をつけ、美しく見せる。 |
| トップコート | 皮膜を強化し光沢を与えることで、色持ちを良くする。 |
| リッジフィラー | 爪表面の凹凸(リッジ)を埋めてなめらかに整える。 |
| キューティクルリムーバー | 甘皮まわりの不要な角質をやわらかくして取り除きやすくする。 |
| キューティクルオイル/クリーム | 爪と爪まわりの皮膚に油分・水分を補い、乾燥を防ぐ。 |
なお、カラーリングの際はキューティクル(爪上皮)にポリッシュを塗布しないよう注意します。ナチュラルネイルのファイリングには180〜240グリッドのエメリーボードが適しています(数字が小さいほど目が粗い)。
覚えておきたい化粧品の成分
成分名とその由来・はたらきは、そのまま出題されます。混同しやすいものが多いので、対応を確認しておきましょう。
| 成分 | 特徴・使われる製品 |
|---|---|
| シアノアクリレート | 無色透明の成分。グルーやレジンの原料。 |
| 有機性ベントナイト | 粘土鉱物のベントナイトを加工したゲル化剤。リッジフィラーに配合。 |
| シリカ | 別名二酸化ケイ素。 |
| オキシベンゾン | 紫外線吸収剤。日焼け止めクリームにも使われる。トップコートに配合。 |
| ホホバ油 | 乾燥地帯に自生する灌木の種子から得られる油。キューティクルオイルに配合。 |
| ラノリン | 羊の毛に付着した分泌物を精製した油性原料。キューティクルクリームに配合。 |
| 蜜蝋(みつろう) | ミツバチが分泌腺から出したロウを精製した油性原料。キューティクルクリームに配合。 |
| グリセリン | 天然の皮膚成分でもある保湿剤・柔軟剤。キューティクルリムーバーに配合。 |
| トコフェロール | ビタミンE誘導体。皮膚の血行を良くするはたらきがある。 |
由来がまぎらわしいものは、ラノリン=羊、蜜蝋=ミツバチ、ホホバ油=灌木の種子と、出どころで区別すると覚えやすくなります。
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色彩理論と化粧品学 小テスト(2級)
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