193級実技の要項

採点方法と合格基準

実技試験は5点満点法で採点します。各項目を次の5段階で評価し、その合計で合否が決まります。

点数評価
5点良い
4点合格ラインに達している
3点合格には少々不足している
2点良くない
1点悪い

合否の基準は次のとおりです。数字はそのまま問われます

合格…50点満点で、38点以上(減点を反映した合計得点)。かつ失格対象に該当していないこと。
不合格…50点満点で37点以下、または失格対象に該当している。

採点項目は10項目あり、5点×10項目で50点満点という構成です。

試験時間もあわせて覚えましょう。3級は事前審査10分・実技65分・筆記30分2級は事前審査10分・実技85分・筆記35分です。筆記は実技のあとに実施されます。実技の前に事前審査(10分)があり、テーブルセッティングとモデルの爪の状態がここで確認されます。

採点される10項目

採点される10項目は次のとおりです。※事前審査含むとあるものは、施術を始める前の状態も見られます。

項目主なチェックポイント
①-1 テーブルセッティング&
消毒管理
※事前審査含む
事前にポリッシュが塗られていないこと。手指消毒は手の平・手の甲・指先・指間にいたるまで擦式清拭すること。手に直接、噴霧(スプレー)することは禁止。用具・用材が衛生的に処理され、正しくセッティングされていること。ウェットステリライザーにはキューティクルニッパーの刃先が浸る程度を目安に消毒液を入れ、中にキューティクルニッパー・ピンセット・ウッドスティック・メタルプッシャー等がセットアップされていること(要項ではこの4点全てを入れておくことと明記)。
①-2 モデルの爪/
認定モデルハンドの状態
※事前審査含む
下の「モデルの条件」を参照。
② ファイル・エメリーボードの
扱い方
※工程審査有
エメリーボードまたは同等の形状のファイルを使用していること。ウォッシャブルファイルを使用しないこと(モデルに施したイクステンション、リペアを除く)。ファイリングの往復がけをしないこと。ファイリングの前にネイルニッパーの使用可(チップカッターは使用禁止)。
③ ラウンド 仕上がりラウンドに整えていること。10本の形が整えられ、長さのバランスがとれていること。
④ プッシャーの使用方法
※工程審査有
ブラシダウンを行うこと。ケア用水を使用し、メタルプッシャーでプッシュバック・プッシュアップを10本の爪に行うこと。その際、キューティクルクリームまたはキューティクルリムーバーを使用すること。
⑤ ニッパーハンドリング
※工程審査有
キューティクルニッパーを10本全てに使用していること。ケア用水を使用し、ガーゼクリーンを10本に行い、その際ガーゼを引きずることのないよう衛生的に配慮すること。
⑥ クリーンナップ仕上がりささくれ等が処理されていること。受験生、モデルともに手指への損傷を与えていないこと。出血等の負傷を与えていないこと。認定モデルハンドを使う場合は、キズ・ささくれがなく、キューティクル周りに著しい汚れやキズ等をつけていないこと。
⑦ カラー表面 色むら
※工程審査有
爪の表面及びエッジにもベースコート、カラーポリッシュ、トップコートが塗布されていること。10本全てに赤ポリッシュが2度塗布されていること。
⑧ カラーラインどりキューティクルラインが揃っていること。キューティクルやサイドウォールに赤ポリッシュが付着した場合は修正されていること。サイドラインも塗布されていること。
⑨ ネイルアートテーマに相応しいデザインであること。アートは筆のみで描かれていること。
⑩ 全体の仕上がり用具が正しくスムーズに使用されていること。ヘアーは前に垂れてこないよう留める等、衛生面に配慮すること。手回りのアクセサリーは時計のみであること。スマートウォッチ等の多機能電子機器は使用しないこと。ゴミは持ち帰ること。
3級実技試験の流れの図。手指消毒→ポリッシュオフ→ファイリング→クリーンナップ→カラーリング→ネイルアート
3級実技試験の流れ

実技の課題には、要項に明記された数字があります。ここは確実に押さえましょう。

受験資格も確認しておきましょう。3級は受験時に義務教育を修了していれば、どなたでも受験できます。2級は3級取得者のみで、申込時に3級の合格認定番号が必要です。

図の流れは、時間の割り当てとセットで覚えると位置づけが分かります。

内容時間
1出欠確認・事前審査(テーブルセッティング&消毒管理/モデルの爪の状態)10分
2実技試験(手指消毒・ファイリング・ブラシダウン・キューティクルクリーン)65分
3実技審査30分
4筆記試験準備(道具の片付けを含む)15分
5筆記試験(択一式・マークシート)30分

要になるのは事前審査が実技の前にあることです。席についた時点でテーブルセッティングは完成していなければならず、事前審査が始まるまでにモデルとともに着席していないと受験できません

モデルの条件

モデルの条件は事前審査で確認されます。

・モデルの爪はイクステンションされた爪(バーチャルを含む)やリペア(グルーオンを含む)した爪が2本以内であること。
1週間以内にキューティクルクリーンやファイリング等をしていないこと。
・モデルは15歳以上(性別不問)であり、爪及び爪周りの皮膚に疾患が認められないこと。午前・午後の同一モデルは禁止

認定モデルハンドを使用する場合は、次の規定があります。

・JNEC認定ラベルが貼付された右手・左手の認定モデルハンドを使用すること。
・キューティクル周りに著しい汚れ、目立ったキズ等がない、状態が良いものを使用すること。
・事前にJNEC認定ルースキューティクルを貼付した認定ネイルチップが10本適切に装着されていること。事前に認定ネイルチップの長さ、形に手を加えないこと。
人の手と同様に丁寧に扱い、施術すること。
・認定モデルハンドを固定するためのアームや吸盤等は使用禁止
文字や絵、目盛を記入した認定モデルハンドは使用禁止
・試験中、認定ネイルチップが外れた場合はすぐにつけ直すこと。認定ネイルチップが装着された状態で施術すること。
試験終了時には全ての指を伸ばし、全ての指に認定ネイルチップが装着されていること。

モデルの条件の図。条件を満たす(満15歳以上・イクステンションとリペアは2本以内・1週間以内にケアをしていない)とモデルになれない(疾患・14歳以下)
モデルの条件

モデルの条件が図にまとめられているのは、これらが事前審査の対象だからです。当日その場で直せるものではないため、申し込みの段階から準備が要ります。

とくに数字が問われます。モデルは15歳以上(性別不問)、イクステンションとリペア(グルーオンを含む)は合わせて2本まで。モデルの爪はナチュラルネイルをベースとするのが前提です。

そのほか、午前・午後で同じモデルを立てることはできません。また試験会場の内外を問わず、試験開始までモデルの爪に手を加えてはいけません

使用する用具

3級実技では、自爪を整えるネイルケアが中心です。主な用具に、爪の形を整えるエメリーボード(ファイル)、甘皮を押し上げるメタルプッシャー、甘皮を処理するキューティクルニッパー、細かい作業に使うウッドスティックなどがあります。

これらの皮膚に触れる器具は、消毒用エタノールを入れたウェットステリライザーで消毒・管理します。

器具の名称と役割は、選択肢としてそのまま出題されます。

用具役割
ウェットステリライザー皮膚に触れる器具を消毒用エタノールで消毒・管理する容器。キューティクルニッパー・ピンセット・ウッドスティック・メタルプッシャー等をセットアップする。材質はガラスやステンレスなど耐薬品性のあるものを使い、アルコールで変質する材質は適さない
フィンガーボウルケア用水(ぬるま湯)を入れて指先をひたす器。キューティクルをやわらかくするために用いる。
アームレストお客様の腕をのせて安定させるクッション状の台。
ダッペンディッシュアクリルリキッドなどの液体を少量取り分けて使う小さな容器。
ガーゼガーゼクリーン(クリーンナップ後の水分・角質の拭き取り)に用いる。

テーブルセッティング及び試験中は、アームレストやペーパータオルの上で施術を行い、認定モデルハンド・用具・用材をテーブルに直置きしないことが求められます。

ペーパータオルは、アームレストと手前の施術スペースを覆うサイズのものをセットします。用具・用材は衛生的に処理され、品名ラベルを貼付し、正しくセッティングされていることも採点対象です。

3級実技で使う4つの用具の図。エメリーボード・メタルプッシャー・キューティクルニッパー・ウッドスティック
3級実技で使う主な用具

図の用具のうち、ウェットステリライザーに入れておく4点はそのまま事前審査で見られます。

ウッドスティック・ピンセット・キューティクルニッパー・メタルプッシャー。この4点全てを入れておくことが要項に明記されています。

消毒液の量にも目安があります。キューティクルニッパーの刃先が浸る程度です。「どれを入れるか」と「どれだけ入れるか」は別々に問われるので、対にして覚えましょう。

用具の置き方も採点対象です。アームレストまたはペーパータオルの上で施術し、用具・用材をテーブルに直置きしません。内容物が分かるよう品名ラベルを貼付することも求められます。

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3級実技の要項 小テスト(3級)

この章の内容を含む小テストです。毎回ランダムに出題されます。

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