05ベースメイク

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メイクの土台は、色・質感・形のバランス

ベースメイクは、肌色やツヤ・マットなどの質感を整え、シミやニキビ跡などをカバーして見せるメイクです。メイクアップ全体では、立体感、色・質感、形・大きさ・バランスの3つを組み合わせて考えます。

原本で紹介される黄金バランス(ゴールデンプロポーション)は、メイクを考えるための目安です。基本の顔型を卵型とし、次の位置関係を挙げています。

確認する部分原本の基本の目安
縦の比率生えぎわ〜眉頭、眉頭〜鼻先、鼻先〜あご先が、それぞれ顔の縦幅の1/3
目幅顔の横幅の1/5
口角瞳の内側から垂直に下ろした位置
上唇の山鼻先からあご先までの距離の1/4だけ、鼻先から下がった位置
下唇の輪郭鼻先からあご先までの距離の1/2だけ、鼻先から下がった位置

顔の形や好みは人それぞれです。ここでは原本の基本の比率を学びます。顔は立体なので、横幅の両端は正面から見るとやや狭く見えます。

コンシーラーの順番は、粉の前

同じベースメイクでも、ファンデーションの形状で順番が変わります。いずれも最初に化粧下地・コントロールカラーを使い、その後の流れを区別しましょう。

ファンデーション基本の順序
リキッド・クリームなどファンデーション → コンシーラー → フェイスパウダー
パウダー状コンシーラー → パウダーファンデーション

この後にチーク・ハイライト・シェーディングなどのフェイスカラー、さらにポイントメイクへ進みます。

製品の特徴によって手順が違う場合は、製品の案内を優先します。

化粧下地とコントロールカラー

化粧下地は、ファンデーションをつきやすくし、化粧もちを助けるアイテムです。きめや毛穴を整えて見せるものもあります。多すぎるとよれやすく、少なすぎるとファンデーションの密着が悪くなるため、適量を均一に伸ばします。

色付きの化粧下地には、コントロールカラーとして肌色を補正する役割もあります。

色の例原本で紹介される補正
オレンジ青くまをカバー
グリーン赤みをカバー
ブルー〜パープル黄ぐすみをカバーし、トーンアップして見せる

スキンケア後の余分な水分や油分は、ティッシュや何もついていないスポンジで軽く押さえてからメイクを始めます。原本には収れん化粧水で肌を引き締める工夫も紹介されています。

色は、頬と首の境目で選ぶ

フェイスラインに複数のファンデーションの色を試し、頬と首へのなじみを確認する女性
頬と首の境目で色を確認します。明るさの違う色を比較し、両方に自然になじむものを選びましょう。

ファンデーションには、手軽なパウダー状、ツヤのある仕上がりのリキッド状、クリーム状、持ち歩きに便利なクッションタイプなどがあります。肌色・質感を整え、くすみやシミ、そばかすなどをカバーする役割があります。原本では、肌を覆ってほこりや紫外線などの外的刺激から保護する働きも紹介しています。紫外線防止効果は、使う製品の表示も確認しましょう。

顔の色だけで選ぶと、首との色の差で白浮きすることがあります。フェイスラインで、頬と首の両方になじむ色を確認しましょう。

下地・ファンデーションの基本の塗り方

下地や液状・クリーム状のファンデーションは、先に適量を両頬・額・鼻・あごの5点に置きます。細部は厚くせず、広い面から進めます。

  1. 頬などの広い面から

    頬からあごは中心から外側へ。額は中心から生えぎわへ向けて、放射状に広げます。

  2. 鼻・口・目元は薄く

    唇の上や鼻筋から鼻の側面は上から下へ。小鼻のわきや鼻の下面も、指先やスポンジの先端で塗り忘れを防ぎます。よく動く目元は、手やスポンジに残った少量で薄く仕上げます。上まぶたを軽く引き上げ、目尻へ伸ばします。

  3. 境目をなじませる

    フェイスライン・生えぎわ・首は、新しく足さずに薄く伸ばして仕上げます。

部分的にカバーし、周囲をなじませる

コンシーラーは、ファンデーションで隠しきれないシミやくま、ニキビ跡などを、部分的にカバーするアイテムです。形状によって、カバーしやすい範囲が違います。

タイプ特徴と使い方
かため・固形状
スティック、コンパクト
カバー力が高く、狭い範囲に向きます。シミなどカバーしたい部分へのせ、薬指やブラシで周囲を軽くたたくようになじませます。
やわらかめ・液状
筆ペン、ボトル
自然なカバー力で、広い範囲に向きます。目元のくまや頬の赤みなど、気になる部分へ数か所に塗り広げ、薬指で軽くたたいてなじませます。

ファンデーションとの境目は、ブラシ・指・スポンジで自然になじませます。目のきわや口元など、よく動く場所は厚くせず薄く伸ばします。

原本p97の説明は、対応する公式正誤表を反映しています。

フェイスパウダーは、余分な粉を払って

テカリやベタつきを抑え、余分な皮脂を吸着して化粧もちを助けます。仕上がりはマット、ツヤなど製品によって異なります。

道具使い方
パフ粉をよくもみ込み、余分を手の甲で払う。頬・額・あごの広い面から押さえるようにつけ、細部は折り曲げた先端で。
ブラシ側面へ粉を含ませて余分を払う。毛を寝かせ、肌をやさしくなでるようにつける。

ブラシでつける場合、目のまわりや小鼻は少し小さめのブラシを使います。最後に何もついていないフェイスブラシを縦にして、小さな円を描くように動かし、余分な粉を払って仕上げます。

チークは量を調整してから頬へ

チークは頬の血色をよく見せるアイテムです。基本の範囲は、次の4つの線を目安に考えます。

  • 小鼻と耳の上を結ぶ線
  • 小鼻と耳の下を結ぶ線
  • 黒目の中心から垂直に下ろした線
  • 顔の側面から指2本分ほど内側にあけた線
  1. ブラシへ含ませる

    ブラシを左右へ動かし、中まで粉を含ませます。

  2. 量を調整する

    頬に触れる前に、ティッシュや手の甲でブラシ表面の余分な粉を払います。

  3. 高くなる頬へ置く

    にっこり笑うと頬の筋肉が盛り上がる、頬骨のいちばん高いところを目安に最初のブラシを置きます。

  4. 残った粉でぼかす

    黒目の下あたりから頬骨に沿って、やや斜め上へぼかします。基本の範囲から広がりすぎないようにしましょう。

笑って盛り上がる頬骨付近へチークブラシを置く様子
1.笑うと高くなる頬へ
頬骨に沿って外側の斜め上へチークをぼかす方向を矢印で示す図
2.頬骨に沿って斜め上へ

ブラシの余分な粉を払ってから置きます。ぼかすときはブラシに残った粉で。上記の4つの線で囲まれた基本の範囲から広げすぎないようにします。

明るさと影で立体感を調整

種類色と役割基本の場所
ハイライト肌より明るい膨張色。光を集め、高く明るく見せる。額〜鼻のつけ根、目の下の逆三角形、口の下〜あご先など。
シェーディング肌より暗い収縮色。影をつくり、奥行きやシャープさを出す。眉頭の下〜鼻の横、フェイスラインなど。

シェーディングは境目が不自然にならないよう、最後にフェイスパウダーなどでぼかします。

額から鼻のつけ根・目の下の逆三角形・口の下からあご先を明るく示した図
ハイライト:高く明るく見せる
眉頭の下から鼻の横とフェイスラインに影を示した図
シェーディング:影で立体感を出す

原本で紹介される基本の位置を示す模式図です。塗る量や仕上がりの濃さを示すものではありません。実際には境目を自然にぼかします。

ベースメイク 小テスト(準2級)

全18問・解説付きの小テストです。この章の内容を3択問題で確認できます。

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