教科書|分野 6/10
06ポイントメイク
眉から目元、唇へ進める
ポイントメイクは、目元や口元などのパーツへ色や輝きを加え、形を整えるメイクです。原本の基本の手順は次のとおりです。
- アイブロウ
- アイカラー
- アイライナー
- マスカラ
- リップカラー
順番は製品や仕上がりによって変わるため、実際に使うときは製品の案内も確認します。
眉頭・眉山・眉尻の目安
| 部分 | 原本の基本の位置 |
|---|---|
| 眉頭 | 目頭の延長線よりやや内側。小鼻の端からの延長線を目安にする。 |
| 眉山 | 眉頭〜眉尻の約2/3。黒目の外側の延長線と目尻の延長線の間。 |
| 眉尻 | 小鼻と目尻を結ぶ延長線と、眉頭の下の水平線が交わる位置。 |
眉は顔の印象に関わるパーツです。はじめに位置の目安を決めてから描くと、全体の形をそろえやすくなります。
2 眉山は眉頭から約2/3
3 眉尻は斜めの線と水平線が交わる位置
眉山から描き、眉頭は薄く

毛流れを整え、位置を決める
眉ブラシでとかし、眉山と眉尻の目安を決めます。慣れない場合は、薄く印をつけます。
眉山から眉尻へ
ペンシルを眉と平行に持ち、毛流れに沿って1本ずつ毛を足すように、少しずつ描きます。
眉山から眉頭へ
眉の中間(眉山あたり)から眉頭へ向けて、同じように描きます。眉頭を濃くしすぎないよう、いきなり眉頭から描かないのが基本です。
ブラシでなじませる
眉頭は薄く、中央は少し濃く、眉尻へ向かってやや薄く仕上げます。
パウダーで描く場合も、まず眉山から眉尻へ、次に眉山から眉頭へ。眉頭は最後にぼかし、濃くなりすぎるのを防ぎます。
眉のカットは、ガイドラインからはみ出した毛を
毛流れを整える
眉ブラシでとかします。
眉のガイドラインを描く
眉の基本の位置を参考に、ペンシルで輪郭の目安を描きます。
コームを添えてカットする
切りすぎを防ぐため、ガイドラインに眉コームを添え、はみ出した毛を眉バサミで切ります。
原本では、抜くと生えてこなくなる可能性もあるため、ガイドラインから5mm以内の毛は抜かないよう注意しています。これはカットする長さの指定ではありません。
アイカラーは、淡い色から濃い色へ
アイカラーは目元に彩りと陰影を加えるアイテムです。目頭は鼻に近い側、目尻は外側。アイホール、眉下、眉頭・眉山・眉尻など、入れる位置の名称も合わせて覚えます。
| 役割 | 基本の入れ方 |
|---|---|
| ベースの色 | 明るく淡い色で、まぶた全体のトーンを整える。ブラシなどで入れる。 |
| バランスをとる色 | ベースと引き締め色をつなぐ中間色を、アイホールの内側半分程度(まつ毛のきわ寄り)へ。チップなどでのせ、境目をぼかす。 |
| 引き締め色 | 濃い色をまつ毛のきわへ。チップや細いブラシで、ライン状に入れる。 |
| ハイライト | ラメやパールを含む色などを、まぶたの中心や眉下へ。下まぶたのすぐ下に入れ、涙袋を演出する使い方もあります。 |
目頭・目尻・眉下・アイホールなどの位置と、各色の役割をセットで覚えましょう。
2 中間色:まつ毛のきわ寄りの半分ほど
3 引き締め色:上まつ毛のきわ
図の色は、塗る範囲を区別するためのものです。
ペンシルとリキッドの特徴を分ける
アイライナーは目の輪郭を強調するアイテムです。自然にぼかしたいときはペンシル、くっきりしたラインにはリキッドやジェルなどを使います。
ペンシル:目尻から目頭へ、小刻みに
まつ毛の生えぎわを埋めるように、小刻みに動かします。全体を描いたら、細いチップや綿棒でぼかし、はみ出した部分も整えます。
リキッド:中央から両側へつなぐ
中央から目尻へ
まつ毛とまつ毛の間を埋めるように描きます。原本では、目尻を約5mm、自然に細くなるように延ばす例が紹介されています。
中央から目頭へ
先に描いた線とつながるよう、目頭側を少しずつ描きます。
目尻を整える
延ばした線の終点から目尻の先端へ細い線をつなぎ、三角形の部分を埋めます。
原本には、慣れない場合は目頭から目尻へ少しずつ描く方法も紹介されています。目尻の外へ跳ね上げるラインでは、目尻側から描く方法も紹介されています。目尻の約5mmは、眉のセルフカットで学ぶ「5mm以内」と意味が異なります。
リキッドアイライナーの3手順
カールを整え、余分な液を落とす
マスカラは、まつ毛のボリュームや長さを演出し、カールを保つアイテムです。
アイラッシュカーラーはまつ毛の根元を立ち上げ、根元から毛先へ3段階ほどに分けて移動します。肘を上げながら毛先へ移動し、カールが足りなければ同じ手順を繰り返します。強すぎる力で直角に曲げないようにしましょう。
マスカラは余分な液をティッシュで落とします。まぶたを閉じ気味にし、上まつ毛の上側へ根元から毛先になで下ろすようにつけます。次に、同じまつ毛の下側から根元へブラシを当て、左右へ小刻みにジグザグに動かしながら毛先へ持ち上げます。中央・目頭寄り・目尻寄りに分けると、丁寧につけやすくなります。
輪郭をつなぎ、内側を塗る
口紅やリップグロスは、唇のうるおいを保ち、色やツヤを加え、くすみがちな唇の色をカバーするアイテムです。
原本では、上唇と下唇の縦幅の比は1:1.5が基本の目安です。唇の中心から口角までを3等分し、中心から口角へ1/3進んだ位置が上唇の山の目安です。中央の谷は、鼻先から垂直に下ろした延長線上にあります。
輪郭を描く
スティックの角で上唇の山と下唇の中央を描き、口角から中央へ線をつなぎます。
内側を塗る
口を軽く開き、口紅の断面を唇に垂直に当てて、左右へ動かします。縦じわの内側にも行き渡らせます。
リップブラシは水洗いできないタイプもあります。原本では、少量のエタノールを含ませたコットンでやさしくふき取る方法を紹介しています。実際のお手入れは、ブラシの説明書で確認します。
上唇の山は、中央から口角へ1/3進んだ位置です。
スポンジは押し洗いし、日陰で乾かす
汚れた道具はムラづきや肌荒れ・ニキビにつながるため、清潔に保ちます。原本のスポンジの洗い方は、中性洗剤を水で50〜200倍程度に薄め、指の腹で数回、軽く押し洗いする方法です。
- 押し洗い
- 水が透明になるまですすぐ
- タオルなどで水気を取る
- 風通しのよい日陰で十分に乾かす
一度使った部分は繰り返し使わず、両面の未使用部分を使い切ったら洗います。1回に片面の半分だけを使えば、表と裏を合わせて4回に分けられます。手触りが悪い、洗っても汚れが取れない、表面に穴がある、弾力がないなどは交換の目安です。
専用洗剤や道具の説明書がある場合は、その使用方法を優先します。
ブラシは毛質に合わせて手入れする
使用後は、まずティッシュなどで残ったメイクをふき取ります。毛質によって、洗う頻度や洗浄剤が違います。
| 毛質 | 原本で紹介されるお手入れ |
|---|---|
| 人工毛 | 汚れが目立つ、粉の含みが悪い、仕上がりがよくないと感じたら洗います。洗浄液の例は、中性洗剤を水で50〜200倍程度に薄めたものです。 |
| 天然毛 | 洗いすぎを避け、毎回ティッシュなどで汚れをふき取ります。ひどく汚れたときは専用クリーナーなどを使い、洗うのは多くても月1回程度が原本の目安です。 |
毛の部分だけを洗う
根元から筆先の部分を洗浄液へ浸し、軽く振り洗いします。根元から筆先へ、汚れをやさしく押し出します。
十分にすすぐ
きれいな水やぬるま湯へ取りかえ、水が透明になり、泡が立たなくなるまで洗い流します。
水気を取り、形を整える
タオルなどで軽く押さえ、筆先を整えます。
日陰で自然乾燥する
風通しのよい日陰で、十分に乾かします。
柄まで浸すこと、浸け置き、直射日光やドライヤーでの乾燥は避けます。筆先が広がる、毛が抜ける、肌あたりが悪い、仕上がりがよくない場合などは交換の目安です。
洗浄剤や洗えるかどうかは、道具の説明書を優先します。
軽く振り洗い
自然乾燥
ポイントメイク 小テスト(準2級)
全18問・解説付きの小テストです。この章の内容を3択問題で確認できます。
小テストに挑戦する