教科書|分野 4/10
04UVケアの基本
紫外線による肌への影響を知る
UVは、紫外線を表す英語「Ultraviolet」の略です。紫外線は乾燥、くすみ、シミ、毛穴の開き、きめの乱れ、シワなどに関わります。長く受け続けることによる老化を光老化と呼びます。
原本では、肌の老化の約80%に紫外線による悪影響が関係するという報告を紹介しています。UVケアでは、その日に起こる日焼けと、長年の蓄積による影響の両方を考えます。
| 影響の現れ方 | 原本で挙げられる例 |
|---|---|
| 急性 | 日焼け、炎症・水ぶくれ、乾燥、免疫低下、疲労 |
| 慢性 | シミ、シワ・たるみ、毛穴の開き、老人性イボ、皮膚がん |
原本では、紫外線の作用として、細菌やウイルスを死滅させる働きや、体内でのビタミンD合成を促す働きも紹介しています。原本では、オゾン層の破壊による紫外線量の増加と、皮膚がんへの懸念についても触れています。
ビタミンDと日光浴の目安を区別する
ビタミンDは食事から摂取でき、サプリメントで補うこともできます。原本では、偏食などで食事のバランスが悪く、過剰に日光を避ける生活では、不足する場合があると説明しています。
日光浴での合成に必要な時間は、日を浴びる面積・地域・季節・時刻によって異なります。「両手の甲」を出した場合の例を、全身に日を浴びる時間と混同しないようにしましょう。
| 地域 | 日光浴時間の目安 |
|---|---|
| 那覇 | 約8分 |
| つくば | 約22分 |
| 札幌 | 約76分 |
原本では、夏は紫外線量が多いため、冬より短い時間になると紹介しています。
この時間は原本の条件付きの例です。表の数値を、すべての人に共通する日光浴時間として覚えないようにします。
表示の効果には、使用量が関わる
SPF・PAは定められた量を塗って測定した値です。少なすぎると、表示どおりの紫外線防止効果が得られません。顔の目安は、剤形ごとに区別します。
| 剤形 | 顔全体の使用量の目安 |
|---|---|
| クリーム状 | パール粒1個分 × 2 |
| 液状 | 1円玉1個分 × 2 |
クリーム状
パール粒2個分
液状
1円玉大を2回分
原本が示す目安です。各製品の使用量・使用方法も確認しましょう。2回に分けるためといって、合計量まで半分にしないようにします。
顔は、半量ずつ2回に分けて

半量を5点に置く
適量の半分を取り、両頬・額・鼻・あごへ分けて置きます。
顔全体へ均一に伸ばす
1回目をムラなくなじませます。頬は顔の中心から外側へ、額は眉間の上から左右へ、鼻筋は上から下へ広げます。口のまわりも塗り残さないようにしましょう。
残りの半量を重ねる
十分になじんでから、同じように2回目を塗ります。原本では、しっかりなじませることが白浮きを防ぐ工夫としても紹介されています。
焼けやすい場所を確認
鼻筋や頬からこめかみには、さらに重ね塗りします。張り出した鎖骨からデコルテも焼けやすい部分です。
半量ずつの2度塗りを基本として覚えましょう。原本では、頬やこめかみは太陽光が垂直に近い角度で当たり、単位面積あたりの紫外線量が多くなるため、影響を受けやすい部位と説明されています。
腕・脚は、表側も裏側も
腕や脚は、表と裏に直線状に1本ずつ塗り、なじんだ後に同量をもう一度重ねるのが目安です。
肌へ直接、直線状に置く
塗りたい部位へ、容器から1本の線状に置きます。
大きならせんを描いて広げる
人差し指から小指の4本を肌に沿わせ、均一に広げます。仕上げは手足の先端側からつけ根側へなじませます。
裏側も同じように塗る
表側だけで終わらせず、裏側まで確認します。
なじんでから、同量を重ねる
1回目がなじんだら、表・裏とも同量をもう一度塗ります。
腕を例にした図です。腕・脚とも、大きならせんを描いて広げ、仕上げは先端からつけ根へ。裏側も塗り、なじんだら表・裏とも同量をもう一度重ねます。
塗り忘れやすい場所
髪の生えぎわ、鼻・小鼻のわき、耳、あご下からフェイスライン、首、デコルテ、うなじ、袖まわり、腕の後ろ、膝の裏からふくらはぎ、足の甲などを確認します。
| 場所 | 塗り方の要点 |
|---|---|
| 首の前 | あごを上げて3点置き。左右から中央へ、縦方向のらせんを描いて広げ、最後はあご下から鎖骨へ一方向になじませます。 |
| 首の後ろ | 前側と同じく3点置きし、中央から左右へ一方向になじませます。 |
| 耳の後ろ | 日焼け止めをなじませた人差し指と親指で耳の上部をはさみ、親指を上から下へ、小さならせんを描いて動かします。 |
| 耳の前 | 人差し指で、外へ向かって放射状になじませます。 |
2〜3時間を目安に、落ちたときも塗り直す
屋外のレジャーやスポーツでは、2〜3時間おきを目安に塗り直します。汗をかいた後、泳いだ後、汗拭きシートを使った後などは、時間だけに頼らず塗り直すことが大切です。
余分な皮脂や汗をティッシュで軽く押さえてから、日焼け止めを指先でなじませます。ファンデーションを使う場合は、日焼け止めの上にファンデーションを重ねます。原本では、メイクをしているときはクレンジングシートや乳液などでいったんメイクを落として塗り直す方法や、メイクの上からUVカット効果のあるフェイスパウダーを使う工夫も紹介されています。使用する製品の用途・使い方も確認しましょう。
最後は「落とし方」の表示を確認
日焼け止めには、洗顔料や石けんで落とせる製品と、クレンジングなどを使う製品があります。使用した製品の落とし方を確認しましょう。
ウォータープルーフという表示だけで、落とし方まで一律に決まるわけではありません。下地やメイクを重ねた日は、組み合わせた製品の案内も確認します。
UVケアの基本 小テスト(準2級)
全15問・解説付きの小テストです。この章の内容を3択問題で確認できます。
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