教科書|分野 9/10
09ヘアケア
落とす・保護する・整える
ヘアケアは、頭皮と髪の汚れを落として清潔にし、傷んだ毛髪を保護し、乾かして形を整える流れで考えます。一度ダメージを受けた髪は簡単には修復できないため、毎日のケアで傷めないことが大切です。原本では、美しい髪の特徴を次の3つで説明しています。
| 特徴 | 確認するポイント |
|---|---|
| しなやか | 1本1本に弾力がある。 |
| なめらか | 手触りや指通りがよく、枝毛・裂毛がなく、まとまりがある。 |
| つややか | うるおいとツヤがあり、毛流れがそろっている。 |
基本のケアの流れ
- ブラッシング・予洗い
- シャンプー・すすぎ
- コンディショナーやトリートメント
- タオルドライ
- アウトバストリートメント
- ドライ・スタイリング
からまりをほどき、38〜40℃で予洗い
ブラッシングは、からまりやすい毛先から始め、次に根元から毛先までとかします。髪のからまりや付着した汚れを取り、シャンプーの泡立ちをよくし、汚れを落としやすくする準備です。洗っている間のからまりも減らします。
髪と頭皮をまんべんなくぬらします。予洗いの湯温の目安は38〜40℃。十分にぬらすことは、シャンプーの泡立ちと全体をムラなく洗うことにつながります。顔やボディの湯温の目安と区別しましょう。
爪を立てず、指の腹で頭皮を洗う
基本は、シャンプーを手に取り、少量のお湯で軽く泡立ててから使います。そのまま髪や頭皮へつけると、刺激が強すぎたり、ムラづきしたりする原因になります。泡は汚れを落とすだけでなく、髪同士の摩擦を減らす役割もあります。
頭頂部の頭皮は紫外線などの影響でダメージを受けやすいため、いきなり全量を置かず、次の順で広げます。
- 行き渡りにくい耳の上・後ろ
- 頭頂部へ少しずつ
- 頭皮全体
- 毛先へ泡をなじませる
両手の指の腹を頭皮へ当て、約2cm幅の小さな動きで、下から上へほぐすように洗います。
泡立てずに直接使うタイプもあります。基本の手順と、製品ごとの例外を分けて確認します。
耳の後ろ・襟足・生えぎわを確認
髪の泡を軽く手で落としてから、シャワーヘッドを頭皮へ近づけ、お湯を頭皮へ届かせます。指の腹を小刻みに動かし、髪も指でとかしながら、泡やぬるつきがなくなるまで十分に流します。
耳の後ろ、襟足、耳の上、生えぎわはすすぎ残しやすい部分です。髪の表面だけでなく、頭皮へお湯が届いているかを意識します。
保護するケアは、中間から毛先へ
水気を軽く切り、コンディショナーやトリートメントを頭皮を避けて中間〜毛先へなじませます。その後、ベタつきやぬるつきがなくなるまで十分にすすぎます。
トリートメントの効果を高めるため、原本ではなじませる前に軽くタオルドライし、塗布後2〜5分程度おいて洗い流す方法も紹介されています。時間や使用場所は製品の案内を優先しましょう。
ぬれた髪は、こすらず水気を取る
髪を手で軽く絞ってからタオルで包み、押さえる・軽くたたく動作で水気を吸わせます。頭からタオルをかぶり、上からやさしく押さえ、指の腹で頭皮を押すようにして根元の水気も取ります。ぬれてやわらかい髪を、強くこすり合わせることは避けましょう。
洗い流さないアウトバストリートメントは、髪を補修し、ドライヤーの熱ダメージから守るためのケアです。基本としてタオルドライ後に使います。手のひらと指の間へ広げ、毛先を中心に手ぐしを通すようになじませます。原本の基本では、頭頂部をふんわり仕上げるため、頭皮や根元へはつけません。
実際の使用量・塗る場所は製品の案内を確認します。
根元から乾かし、最後は冷風

温風で根元から
ぬれたまま放置せず、なるべく早く乾かします。根元に指を入れて小刻みに動かし、温風を送り込みます。
中間・毛先へ
根元から、中間、毛先の順で乾かし、全体を8割程度まで乾かします。
冷風で仕上げる
乾かしすぎを防ぐため、最後は冷風に切り替え、髪を整えます。
| 使う場面 | 原本の距離の目安 |
|---|---|
| ドライ | 髪から20cm以上 |
| ブロー・スタイリング | 髪から10cm以上 |
熱を同じ場所へ当て続けないようにしましょう。原本では、ぬれた髪へ約60℃の熱を加え続けると毛髪内の水分量が減り始め、乾いた髪へ80℃以上の熱を加え続けるとタンパク質が変性して、髪がもろくなると説明されています。
原本の「距離と髪の表面温度」のグラフは一例で、温度はドライヤーの機種や構造で変わります。距離をとり、加熱し続けないことが要点です。
ある程度乾かしてから形を整える
ある程度乾かした髪を、ドライヤーとブラシで形を整えるのがブローです。必要に応じてヘアアイロンやホットカーラー、スタイリング剤を使い、好みの形へ仕上げます。
まとめ髪の浮き毛が気になるときは、ヘアスプレーをコームへつけてとかしつける方法や、浮き毛用アイテムを使う方法もあります。
ヘアケア 小テスト(準2級)
全15問・解説付きの小テストです。この章の内容を3択問題で確認できます。
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