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04ジェル検定中級の要項
初級との違い
中級は初級合格者のみが受験できます。申込時に初級の合格認定番号が必要です。まず初級と何が変わるかを押さえましょう。
| 初級 | 中級 | |
|---|---|---|
| 受験資格 | 義務教育を修了していれば誰でも | 初級合格者のみ |
| 合格基準 | 筆記・実技とも80点以上 | 筆記80点以上/実技70点以上 |
| 第1課題 | 両手10本のネイルケア(30分) | 左手5本のネイルケア+カラーリング(30分) |
| インターバル | 10分 | 15分 |
| 第2課題 | 60分 | 75分 |
| 第1課題の免除 | JNEC3級以上 | JNEC2級以上 |
| 筆記の範囲 | 基礎知識+ジェル | 左記にその他実践的施術全般/プロフェッショナリズムが加わる |
数字でいちばん狙われるのが実技の合格基準です。初級は実技も80点ですが、中級は実技だけ70点に下がります。筆記はどちらも80点で変わりません。

図で見る時間の違い
図のとおり、変わるのは2か所だけです。事前審査10分・第1課題30分・筆記30分は初級と中級で同じで、インターバル(10分→15分)と第2課題(60分→75分)が延びています。
延びた理由もはっきりしています。インターバルは左手5本のポリッシュオフや認定ネイルチップの付け替えを行うため、第2課題は4つの技術(フレンチ・グラデーション・オフ・イクステンション)を行うためです。時間が長いぶん、やることも増えているという関係です。
時間も変わります。インターバルが10分→15分、第2課題が60分→75分。事前審査10分と筆記30分は初級と同じです。
第1課題(ネイルケア・カラーリング)
中級の第1課題は左手5本だけです。そのかわりカラーリングまで行います。初級が「両手10本・キューティクルクリーンまで」だったのに対し、本数は半分、工程は1つ先までという関係です。
手指消毒に始まり、ファイリング、キューティクルクリーン、カラーリングまでを30分で行います。
ネイルケアの規定
- 手指消毒は指先、指間にいたるまで擦式清拭する
- カットスタイルはラウンド
- フリーエッジの仕上がりは長い場合でも5mm以下(5本のバランスを整える)
- ファイリングはエメリーボードを使用する
- キューティクルリムーバーまたはキューティクルクリームを使用する
- 左手5本すべての指にメタルプッシャー・キューティクルニッパーを必ず使用する
- ウォーターネイルケア(フィンガーボールを必ず使用)を行う。ドライネイルケアは禁止
初級ではキューティクルニッパーだけが必須でしたが、中級はメタルプッシャーも必須になります。
カラーリングの規定
- ベースコート → カラーポリッシュ(2度塗り)→ トップコートまで仕上げる
- カラーポリッシュは赤(パール・メタリック入りは不可)
- エッジも塗布する
- リッジフィラーの使用は可。カラーポリッシュの商品は指定されない
初級の第2課題で行ったポリッシュカラーリングと同じ内容が、中級では第1課題に移っている、と捉えると整理できます。
第2課題の4つの技術
中級の第2課題(75分)は、4つの技術を10本に振り分けて行います。ここが中級の核心です。
| 手 | 指 | 技術 |
|---|---|---|
| 左手 | 5本すべて | ジェルフレンチカラーリング |
| 右手 | 中指 | ジェルオフしたうえでジェルイクステンション(クリアスカルプチュア) |
| 右手 | 中指以外の4本 | ジェルグラデーション |
覚え方は「左はフレンチ、右はグラデーション、右の中指だけオフして長さ出し」です。初級が「左はポリッシュ、右はジェル、右の中指だけアート」だったのと同じ構造で、中指だけ特別という点が共通しています。
事前の仕込みも決まっています。右手中指には、あらかじめピンクのカラージェルでジェルグラデーションを施しておきます。そのうえで試験では、その中指をジェルオフしてからイクステンションを行います。グラデーションが施されていないと失格です。
ジェルオフのあとのサンディングは第2課題の時間内に行います。これも初級と同じく、サンディング不要の商品でも行います。
実技工程の順番は自由です。ただし第2課題も手指消毒から始めます。
インターバル(15分)の中身
中級のインターバルは15分で、初級の10分より長くなっています。それはこの時間にやるべき作業があるからです。ただ片付けるだけの時間ではありません。
- 第1課題の片付け、第2課題の準備
- 第2課題で使用が禁止されている用具・用材をすべて片付ける(第1課題で使用したキューティクルクリーム、シャイナー、ポリッシュ類を含む)
- モデル同伴の場合…左手5本のポリッシュオフを行う
- JNEC認定モデルハンド持参の場合…左手5本を新たな認定ネイルチップに付け替える(このとき認定ルースキューティクルの貼付は不要)
第1課題で左手5本に赤のポリッシュカラーリングを施したので、第2課題でジェルフレンチを行うにはその赤を落とす必要があるのです。そのための時間がインターバルに組み込まれています。
インターバル中の禁止事項との関係
本来、インターバル中にモデルの爪や認定ネイルチップに手を加えるのは失格です。しかし中級では左手5本のポリッシュオフと認定ネイルチップの付け替えだけは例外として認められています。
また認定モデルハンドで受験する第1課題受験者は、付け替える認定ネイルチップを用意していないと失格です。持ち物として忘れやすいので注意しましょう。
第1課題で使ったものにも片付けの指定があります。キューティクルクリーム・シャイナー・ポリッシュ類は第2課題では使用禁止なので、インターバル中に必ず下げます。出したままだとセッティング違反になります。
モデルの条件と事前準備
中級はモデルの事前準備が細かく決まっています。当日には直せないので、申し込みの段階から段取りが要ります。
共通の条件は初級と同じです。モデルは15歳以上(男女不問)、爪や爪周りの皮膚に疾患が認められる場合はモデルになれません。モデルの爪はナチュラルネイルをベースとし、イクステンション(バーチャルを含む)とリペア(グルーオンを含む)は合わせて2本まで可です。

第1課題を受験する場合
- 左手5本は、実技試験の1週間前からファイルおよびキューティクルクリーン等の手入れをしない
- 右手5本はネイルケアを済ませたうえで、右手中指にピンクのカラージェルでジェルグラデーションを施しておく
左手は第1課題でネイルケアを行うため手つかずの状態にし、右手は第2課題からいきなり始まるためケア済みの状態にしておく、という分け方です。
第1課題が免除される場合
- 試験前日までに両手をラウンドに整え、ネイルケアを済ませておく(第1課題終了時の状態に仕上げておく)
- あわせて右手中指にピンクのジェルグラデーションを施しておく
どちらの場合も右手中指のジェルグラデーションは必須です。施されていないと失格になります。試験ではこれをジェルオフしてからイクステンションを行うので、オフする対象がないと課題が成立しないためです。
中級で使用が禁止される用具・用材
第2課題では、セッティングした時点で失格になる用具・用材が細かく定められています。初級より品目が多いので、持ち物の段階から確認が必要です。
| 区分 | 禁止されるもの |
|---|---|
| プッシャー・ バッファ類 | ストーンプッシャー/セラミックプッシャー/シャーミー(革製)バッファ/シャイナー |
| 油分・水分を 与えるもの | グリセリン/オイル/クリーム類/ローション類 |
| 装飾・着色 | アート用ステッカー(アートシール)/ポリッシュ類・アートポリッシュ・ラメポリッシュ/絵の具/顔料のみ |
| 撹拌用 | 衛生的な措置が施せないもの(木製のつまようじ、竹串、マドラーや工具等) |
| その他 | 光重合で硬化しないUVカットのためのトップコート類/温度調整剤(カイロ等)/フォームを止めるための文具類/ピンチ用クリップ/ドットペン(マーブルツール)/その他規定外のもの |
方針は初級と同じで、消毒できないものとジェルの密着を妨げるものが禁止されています。クリーム類・ローション類・オイルが不可なのは油分を残さないためです。
中級固有で見落としやすいのがピンチ用クリップとフォームを止めるための文具類です。ピンチングは指のみで行い(Cカーブ用スティックは可)、フォームはクリップや文具で固定しません。
そしてジェルオフ以外にネイルマシーンを使用した場合は失格です。ネイルマシーンはジェルオフのためだけに使えます。
※試験要項は改訂されることがあります。受験の際は必ずJNA公式サイトで最新の要項をご確認ください。
中級の失格対象と減点対象
失格・減点の大枠は初級と共通です。ここでは中級固有のものを整理します。
中級で失格になるもの
- 右手中指にピンクのジェルグラデーションが施されていない
- ジェルグラデーションで2色以上のカラージェルを使用した
- ジェルオフ以外にネイルマシーンを使用した
- 第1課題で左手5本すべての指にプッシュバック・プッシュアップを全く行っていない、またはメタルプッシャー・キューティクルニッパーを使用していない
- 認定モデルハンド持参の第1課題受験者で、インターバル時に付け替える認定ネイルチップを用意していない
- 使用を禁止している用具・用材をセッティングした(ピンチ用クリップ、フォームを止める文具類、クリーム類・ローション類 など)
初級では「10本すべてにプッシュバック・アップ」でしたが、中級は左手5本が対象で、メタルプッシャーも必須になります。
中級で減点になるもの
- 第2課題においてジェルオフが適切にされていない
- 第2課題でカットスタイルがラウンドに仕上がっていない
- ジェルグラデーションのピンク系の色調が濃すぎる、または薄すぎる
- 第2課題を手指消毒から行わない/第2課題で第1課題と同じ工程を繰り返した
- 品名ラベルを貼っていない、またはアルファベット表記
初級と共通の失格対象(遅刻・タイムオーバー・用具忘れ・仕上げの未硬化ジェルを拭き取っていない・手指を間違えた・アートの図案持ち込み など)も、そのまま中級に適用されます。
※要項は改訂されることがあります。受験の際は必ずJNA公式サイトで最新の内容をご確認ください。

違いは「本数」と「必須の用具」
初級と中級で条文が似ているぶん、取り違えやすいところです。対象の本数と必須の用具が変わります。
| 初級 | 中級 | |
|---|---|---|
| 対象 | 両手10本 | 左手5本 |
| 必須の用具 | キューティクルニッパー | メタルプッシャーとキューティクルニッパー |
中級だけの失格には事前準備に関するものが多いのも特徴です。右手中指のジェルグラデーションと付け替え用の認定ネイルチップは、どちらも当日その場では用意できません。申し込みの段階から段取りに入れておく必要があります。
持ち物と当日の注意
要項には「持参されない場合、受験できません」と明記されているものがあります。失格ですらなく受験そのものができないので、前日までに必ず確認しておきましょう。
ライトの電源(全級共通)
| 状況 | 必要なもの |
|---|---|
| ACアダプターの先端が 14mm以上 | ライト用の延長コードを必ず持参する。持参されない場合、受験できません |
| 会場によって 電源位置が違う | 必要に応じて延長コードを持参する |
コンセントの差込口は受験生2名で共用します。ACアダプターが大きいと、隣の受験生のアダプターとぶつかって使用できない可能性があります。自分の機材のサイズを事前に測っておくと確実です。
ネイルマシーンの電源(中級のみ)
中級はジェルオフでネイルマシーンを使えますが、受験生が使えるコンセントの差込口は1つだけです。ネイルマシーンの電源はライト用の電源コンセントを兼用します。
- 差込口に収まる2口以上の電源タップを用意する
- 用意がない場合は、ライトとネイルマシーンの電源を自分で差し替えて使う
- コンセントの差し替えを行った場合は手指を消毒する
最後の1点を落としがちです。差し替えのために手を使ったら、施術に戻る前に消毒します。衛生面の配慮は採点対象です。
ジェルネイル商品の持参のしかた
- 容器詰め替えは禁止
- 必ず指定商品の成分表示が日本語で明記してある容器のまま持参する
- 中級・上級で使用するジェルは指定商品リストのブランドのものを使う
- 使用目的に従って品名ラベルを記入する
小分けにして持っていくのは禁止です。何が入っているか誰にでも分かる状態にしておく、というのが品名ラベルと共通する考え方です。
忘れると受験できないもの
- JNEC認定モデルハンド(持参で申し込んだ場合)
- ライト用の延長コード(ACアダプターの先端が14mm以上の場合)
なおJNEC認定モデルハンド以外のハンド類を持参した場合も受験できません。用具・用材の忘れ物は失格、モデルハンドと延長コードの忘れ物は受験そのものができない、という重さの違いがあります。
そのほかのセッティングの指定
第1課題免除者・中級・上級の受験者は、用具・用材を衛生的に整理整頓してトレイ等に配置します。シザーやチップカッターはトレイ内に配置し、全級共通でウェットステリライザーは必ず持参します。
※持ち物や電源の規定は改訂されることがあります。受験の際は必ずJNA公式サイトで最新の要項をご確認ください。
ジェル検定中級の要項 小テスト(中級)
この章の内容を含む小テストです。毎回ランダムに出題されます。
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